私的 本まとめ

自己の脳内シナプス伝達強度増加させるべく、読んだ書籍の内容をアウトプット。読む目的を設定し、その目的に沿った部分を抽出して紹介します。かなり内容をすっ飛ばしているので、気になったセンテンスを見つけたら、ぜひ本を手にとってみてください。目標ペースは1冊/Week。

自分の時間

読書目的

いろいろなことをやりはじめると、時間が足りなくなる。時間に対する考え方を知る。モチベーションを維持する。

本まとめ

■「自分の時間」再発見

  • 早起きが睡眠不足を招くとは私には思われない。睡眠というのはある程度は習慣の問題である。たいていの人は、他に楽しみ方を知らないので、出来るだけ長く眠っているのだと私は思っている。
  • ある医者の答え。「たいていの人間は眠りすぎてバカになってるのさ」さらに続けてこの医者の言うには、10人のうち、9人の人間は、ベッドで過ごす時間を減らせば、もっと健康になり、もっと人生を楽しめるだろうとのことだった。
  • 朝の1時間は夜の2時間に匹敵するのだ。
  • 次のように自分に言いつづけない者、言ったことのない者があろうか、「もう少し時間が出来たら、あれを変えてみよう」と。もっと時間が出来るわけなどないのだ。われわれには今あるだけの時間しかなく、それはいつだって変わらないのだ。

■1日24時間の枠を最大限に活かす心構え

  • 失望や幻滅を味わってもくじけいないだけの心構えができていないのなら、つまり、疲労が多くて報われることが少なくても不満を感じないだけの覚悟が出来ていないのなら、最初からやらないほうがいよい。
  • しかし、なすべき価値のあることをやる前には気をひきしめてかかることが絶対に必要であって、私自身は、こうした精神の緊張は嫌いではない。炉端で寝そべる猫と私の違いは、主にこの点にあるように思う。

■自分の精神・肉体を養うための「内なる1日」

  • 1日の3分の2の時間を、3分の1を占める勤務時間に単に付随している時間に過ぎないとしてしまうなら、完全に充実した一日を過ごすことなど、どうやって望めようか。望めるわけがない。
  • 「知的能力」は疲れることをしならない
  • 頭の中で、1日の中にもう1つ別の1日を設けるようにしなければならない。→「内なる1日」
  • 「内なる1日」は夕方6時に始まって翌朝の10時に終わるのだ。16時間の1日。
  • この16時間の間はすべてのものから解放されている。給料を稼いでくる必要がない。金銭上の問題に気をとられることがない。働かずとも食べていける人と同じような、結構な身分なのだ。これこそ1日に対する心構えでなければならない。そして、心構えがなによりも大切なのだ。充実した人生(莫大な遺産を残すよりもはるかに大事なことであるが)が送れるかどうかは、こうした心構え次第で決まる。
  • この16時間に全精力をつぎ込んでしまっても、能率は落ちない。むしろ確実に能率は上がる。
  • 大多数の人たちが知らなければならない重要なことのひとつは、知的な能力はたえざる激しい労働にも耐え得るということである。必要とするのは、対象の変化だけである。・・・休息ではない。

■1日90分は必ず心をたがやす時間に使え!

  • 「夕方6時に自分はまだ疲れているわけではないのだ」という事実を直視し、受け入れるということだ(事実、あなたは疲れてはいなのだから)。
  • まず手始めに、一晩起きに一時間半、なにか精神の向上になるような意義のあることを、継続してやってみてはどうだろうか。
  • この90分間は神聖な時間でなければならない。劇のリハーサルやテニスの試合同様、なにがなんでも確保しなければならない。

■情熱と活気に満ちた一週間をつくる秘訣

  • 毎朝の30分が自分の中に奇跡を起こす
  • 例えば、毎朝毎晩十分間だけ体操しているとしよう。そのおかげでその日1日の体調がすこぶるよく、ますます丈夫になり、やがて体つきそのものまで見違えるほど頑健になったとしても、あなたは少しも驚くまい。それなら、毎日平均1時間あまりの時間を精神を豊かにするようなことに使い、そのために、あらゆる精神活動が活気をおび、それがいつまでも続いたとしても、どうして驚くことがあろうか。

■思考を集中するひとときをもつ

  • よく集中力が足りないと嘆く人がいるが、その気にならなければそれは身につけられるのだということを知らないのだ。
  • 集中力がなければ(つまり、頭脳に仕事を命じ、頭脳を従順に従わせる力がないと)本当に充実した生活は出来ない。
  • 家を出たらひとつのことに集中してみよう。はじめはそれが何であってもかまわない。10メートルも行かないうちに、あなたの思考はあなたの監視の目をのがれて角を曲がり、他の事柄と戯れていることだろう。
  • そいつの首根っこを掴んで元へ引き戻すのだ。駅につくまでに40回もそれを繰り返すことになるだろう。しかしくじけてはいけない。やり続けるのだ。そうすれば、やがてうまくいくようになる。辛抱強くやっていれば、必ずできるようにあんる。
  • 自分は集中してものを考えられないのだといってあきらめてしまうのは、怠惰なのだ。
  • この集中力を高める練習は通りを歩きながらでもできる。電車の片隅に腰掛け、パイプをふかしながらでもできるし、地下鉄のつり革につかまりながらでもできる。
  • あなたが集中できるのなら、対象は何であっても良いと思う。大事なのは、ものを考える機会を訓練するということなのだから。
  • なにか役に立つものに集中すればよい。提案:マルクス・アウレリウスとかエピクテトスの短い1章というのどうか。
  • ぜひやってみていただきたい。自分の思考をコントロールするのだ。そうすべく努力しているうちに、人生の厄介事の半分は取り除かれてしまう。特に、避けようと思えば避けられるのになかなかそうはいかないあのみじめで忌まわしい病気、すなわち、取り越し苦労がなくなってしまう。是非自分で確かめていただきたい。

■「内省的な気分」を大切にする

  • 集中してものを考える訓練(これにはすくなくとも毎日30分は割かなければならない)は、単なる準備段階であって、ピアノでいえば音階練習のようなものである。
  • われわれは自分のことを振り返って考えることをしない。つまり、自分の幸福とか、自分の進もうとする道、人生が与えてくれるもの、いかに理性的に決断して行動しているか(あるいは、していないか)、自分の生活信条と実際の行動の関係など本当に大切な問題について、自分というものを見つめることをしていない。
  • いくら本を読んでも、やはり自分をしっかり見つめることは必要である(自分を見つめるというのは、はなはだ狼狽させられる作業ではあるが)。

■「もののわかる心」を持つこと

  • 人生とはすなわち好奇心であり、この好奇心を満たすものは日常の習慣や生活の場にあふれている。そして、好奇心を満たすということは、もののわかる心をもつということにほかならない。

■読書好きなあなたへ・・・人生に大きな「利息」を生むアドバイス

  • 想像力豊かな詩を読むときには、小説を読む場合よりもはるかに頭を使うことを要求される。おそらく、あらゆる文学の中で一番意識的に頭を使わなければならないだろう。
  • 詩は最も崇高な喜びを与えてくれると同時に、最も深い知識を授けてくれる。要するに、志にまさるものはないということだ。ところが、残念なことに、大多数の人は詩を読まない。
  • 題名を「オーロラ・リー」といい、作者はE・B・ブラウニングという。

■私自身の”精神的血肉”を作ってくれた貴重な本

  • 自分の習慣を変えるには、全部変えようなどという大きなことをしなくても、一週間に7時間か8時間変えればよい。すなわち、一日に割れば一時間ぐらい変えることによって大きな変化が起こるのである
  • 彼は、自分が旅行するときは、マルクス・アウレリウスの「瞑想録」を手から離したことがないと言っている。